王貞治といえば、868本という世界記録の本塁打数を誇るレジェンドです。現役引退後も監督・球団会長として活躍し続けてきた王貞治氏ですが、プライベートでも注目を集める出来事がありました。王貞治の再婚相手は料亭の女将という噂の真相や、心に刺さる名言、そして長嶋茂雄との比較まで、詳しく紹介します。
王貞治の再婚相手と料亭の関係
王貞治氏は2018年5月、78歳のときに一般女性と再婚しました。再婚相手は、福岡・中洲にある老舗料亭「きくしげ」の元女将です。和服がよく似合う、落ち着いた雰囲気の女性と伝えられています。料亭は2014年に閉店しましたが、長年にわたり中洲で愛された由緒ある店でした。控えめな性格で、球場観戦の際も会長室には入らずスタンドで見守るという姿勢が、周囲から高く評価されています。
出会いのきっかけはダイエー監督時代
二人の出会いは1998年頃にさかのぼります。王貞治氏がダイエーの監督として福岡に赴任した際、料亭「きくしげ」を贔屓にしたことが始まりでした。その後、2006年に王貞治氏が胃がんの手術を受けた際、彼女が献身的に看病を続けたことで絆が深まりました。王貞治氏自身も「野球以外のことはダメだから、彼女が支えてくれた」と語っています。
10年の事実婚を経て入籍へ
2009年頃から福岡のマンションで同棲を始め、約10年間の事実婚期間を経て正式に入籍しました。入籍の際、王貞治氏は一緒に住み始めて10年目を迎え、けじめをつけようと入籍したそうです。
参考サイト:J-CASTニュース
次女・理恵さんが反対した理由
王貞治氏の次女・理恵さんは、当初父の再婚に反対していました。理恵さんが反対した背景には、2001年に他界した母・恭子さんへの強い愛情がありました。
さらに2002年、母の遺骨が盗まれるという衝撃的な事件が起き、「父が再婚すれば母の居場所がなくなる」という切実な不安を抱えていたとされています。
自身の再婚が転機に
理恵さんは2015年に自身が再婚したことで、心境に大きな変化が生まれました。自分が幸せをつかんだことで、「父にも同じように幸せになってほしい」という気持ちが芽生えたといいます。現在は再婚相手の女性を「お姉さんみたいな感じ」と語るほど、良好な関係を築いています。
王貞治が語る「再婚のけじめ」のエピソード
王貞治氏の再婚には、プロ野球人らしい誠実さが随所に表れています。
球団資金を使わない決断
福岡で彼女と同棲を始める際、球団が用意した自宅に二人で住むことを潔しとしませんでした。「同棲するのに球団のお金では住めない」として、自腹でマンションを購入しています。公私をきっぱり分けるプロとしての矜持が感じられるエピソードです。
看病への感謝を形にした入籍
胃がん手術後、退院してからも消化の良い食事を作り続けてくれた彼女への感謝が、入籍の大きな動機となりました。支えてくれた人に対し、法律上の「妻」という立場を与えることで誠意を示したのです。
王貞治の心に刺さる名言まとめ
王貞治氏の言葉は、野球論にとどまらず人生哲学として多くの人に届いています。
①努力について
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。努力しても報われなかった、それは努力をしていなかったからではなく、努力とは呼べない域だった。」
報われなかったのは努力が足りなかったからではなく、「努力と呼べる域に達していなかった」という厳しい自己基準が込められています。現役時代、一本足打法の習得のために畳がボロボロになり、足から血が出るほどの特訓を自分に課していたことが、この言葉の重みを支えています。
②プロ意識について
「基本的にプロというのは、ミスをしてはいけないんですよ。プロは自分のことを、人間だなんて思っちゃいけないんです。」
真剣で斬り合っていた武士が「ミスもある」と考えれば命を落とした、という死生観がこの言葉の背景にあります。命懸けの勝負に臨む覚悟こそがプロの条件だと、王貞治氏は説いています。
③バッティングについての名言
「ホームランというのは準備したことがちゃんとできてるだけの話。」
本塁打は狙って打つものではなく、完璧な準備の結果として生まれるという考えです。第1回WBCでイチロー氏から「バッティングが簡単だと思ったことはありますか?」と問われた際、王貞治氏は「極意をつかんだと思ったら逃げていく、その繰り返しで一度もなかった」と答えました。
この言葉を聞いたイチロー氏は「王監督でさえそうだったのか」と知り、大いに安心したといいます。超一流同士が共鳴したこのエピソードは、イチロー 名言と並んで、多くの野球ファンに語り継がれています。
④自己成長についての名言
「自分のためにやるからこそ、それがチームのためになるんであって、『チームのために』なんて言うやつは言い訳するからね。」
自分自身の成長に誰よりも厳しく向き合う選手が、結果としてチームに最大の貢献をもたらすという考えです。綺麗事を嫌い、本質を突く王貞治氏らしい言葉といえます。
王貞治と長嶋茂雄はどっちがすごい?
「実力の王、人気の長嶋」という言葉が、両者の特徴を端的に表しています。
記録で見ると王貞治が圧倒的
通算868本塁打という世界記録をはじめ、本塁打王15回・打点王13回・MVP9回・三冠王2回と、NPBの個人タイトルでは王貞治氏が群を抜いています。また、審判以上と称された正確な選球眼により、通算2390四球という驚異的な数字も残しています。
出典元:日本野球機構
人気とカリスマ性では長嶋茂雄
長嶋氏は「ミスタープロ野球」の異名通り、華麗なプレーと圧倒的なスター性でファンを魅了し続けました。勝負どころでの集中力は別格で、数々のサヨナラ本塁打など記憶に刻まれる劇的なシーンを生み出してきました。成績より「場面」で語られる選手です。
監督としての実績も見逃せない
王貞治氏は福岡ダイエー・ソフトバンクホークスで日本一を2度達成し、2006年の第1回WBCでは日本代表を世界一に導きました。一方、長嶋氏は2000年の日本シリーズで王貞治氏率いるダイエーを下し、巨人を日本一へ導いています。指揮官としても、両者は甲乙つけがたい足跡を残しています。
まとめ
王貞治氏の再婚相手は、福岡・中洲の料亭「きくしげ」の元女将です。10年にわたる事実婚を経て、78歳で入籍するに至りました。努力やプロ意識を説く名言の数々、そして長嶋茂雄氏との比較を通じて見えてくるのは、野球にも人生にも一切妥協しなかった王貞治という人間の大きさです。















